公演のあれこれです、読んでください!
久しぶりに書きます、二年生の西村です。今回、多摩劇三回目のzoom公演となっております、どうぞ、よろしくお願いします!
・脚本と公演のこと
今回の公演ですが、脚本が二種類用意されていまして、それぞれに二つのチームがついて、演じる形式です。一度の公演で四回楽しめます、とてもお得です。
脚本の一つは、藤田優吾『あくまで世界最後のエンゲージ』。「世界最後」と銘打たれるように、遊星の落下で滅亡する世界と、そこでのzoom通話が題材です。
これまでにもたくさんの名作を生んできた、「世界最後(世界の終わり)」という強力なモチーフを通して、多くの示唆を僕たちに与えてくれる作品だと思います。
そんな作品の持ち味を引き出してくれる、演出と役者の技量に要注目です。皆さん、お見逃しなく!
もう一つの脚本は僕の書いた、西村竜彦『掌編zoom戯曲集「電話」』。「電話」というシチュエーションを舞台にした、三つの短編からなるお芝居です。一度で三回楽しめるということです。お得です。
作品としてはコメディなのですが、どことなく違和感のある、ズレた世界を描いています。要するに、ある種ホラーでもあるわけです。それが伝われば嬉しいですね。
こちらも勿論、演出と役者、その技の妙に着目して欲しい作品です!皆さん、お見逃しなく!
・稽古のこと
今回僕は、「電話」の演出としても参加しております。僕のチームで参加してくれている役者二人(根本、ムラディル)は、とても優秀です。本当に、二人が居てくれて助かりました。
二人とも、飲み込みがとても早いんです。演出を受けて、すぐに順応してくれます。ただ、至らない演出ですから頻繁に指示を変更します(スミマセン……)、それにもすぐに対応してくれます、とてもありがたいことです……。
根本さんはダンスをやっていたそうです。僕の知っている限り、ダンスをやっていた人はみんな演技がうまいです。根本さんも、その例に漏れず、光る演技力を持っています。やっぱり、身体を動かす感覚が鋭いのかもしれません。必見です。
ムラディルくんはサッカー部だったそうです。ヨーロッパのサッカー、特にドイツが好きらしいです。稽古中行き詰ったとき、様々な意見を出してくれて、頼りになる存在。彼の光る演技、注目してください。
僕たちの稽古場は、二人に支えられていたと思います。僕の能力だけでは、稽古自体成り立たなかったんじゃないかと。二人には、頭が上がりません。
また、今回の公演には演出補佐として入ってくださった先輩方がいて、その支えもなければ稽古は進みませんでしたし、他のチームで頑張ってくれている演出、役者が居なければ、そもそも公演が始められませんでしたから、ありがとうございました……。
稽古外でもそうです。主宰(羽染さん、優吾)、ウェブ担当、制作、脚本、企画を承認してくださった方々、皆さんのおかげで公演ができています。そのことを、この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました!
残り一週間、ラストスパート、頑張っていきましょう……!
・終わりに
ここまで読んで下さった方、ありがとうございました!現在、「劇団ばいたり茶(ティー)」一同、真心を込めて劇を制作しておりますので、ご期待ください。
公演はYouTubeライブにて行われます。「法政大学多摩演劇研究会」のYouTubeチャンネルを登録していただけるとスムーズに視聴が可能です。