法政大学多摩演劇研究会ブログ

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【主宰のブログ】松子大万歳を終えて。

こんばんは、主宰の荘司です。



7月3日から7日の七夕まで、演劇ユニットしましま夏の本公演【松子大万歳】は全7ステージを終えて、無事、終了いたしました。ご来場下さった皆様、誠にありがとうございました。感謝で感謝です!
来場者数は171人!ありがとうございます!


90分という長い時間をわざわざ多摩劇のために割いてくれた皆様にはありがたやの気持ちでいっぱいでございます。長いなあ、90分とかって。【松子大万歳】、いかがだったでしょうか?ちょっとでも楽しんでいただけたのなら、幸いです。やったかいがあるってもんです。


今回、多摩劇としては、新入生が初めてかかわる公演ということもあり、なかなか慣れない部分や手間取る部分もたくさんありました。役者なんて7人中4人は役者するの初めてだったんですよ!

音響や照明も操作はすべて1年生が担当していましたし、美術も全部1年生だし、紙吹雪も1年生だし、制作も1年生いるし、

なんだ!世代交代ということか!そういうことか!

初めてなのにちゃんと仕事できる新入生がたくさん関わってくれて、とても助かった公演でした。ああ、若いなあ。

上級生はもちろん、仕事教えてくれたり、やっぱ安定してましたね。安心して稽古することができました。



自分のことをちょっと話しますと、私は多摩劇で主宰をするのはもちろん、脚本書いて演出するのも多摩劇では初めてでした。今まではずっと照明やら役者やらなんやらで、主宰なんてできるかなんて、多摩劇に入った時には自分でも全然、想像もできない雲の上のことでした。
でもまあ、こうやって多くの人に手伝ってもらって、多くのお客さんに見に来てもらうことができて、あー主宰ってすげえ楽しいなって、心底感じました。仕事振ればスタッフの誰かがやってくれるし、本番は役者みたいに緊張するわけでもないし、稽古中はへらへら笑ってるだけでいい役職なんですよ。なんと!楽!楽しい!主宰大万歳!
そんな、私がへらへら作った作品を見て、笑ってくれたり、楽しんでいただいた方がいましたら、あらやだ、すごい嬉しいわ、って感じです。本当に。


あ、アンケートやらなんやらで疑問を書いてくれている人もいましたね、「あそこ何?」みたいな。松子大万歳を見てくれた誰かがこのブログを見ているかはわかりませんが、ちょっとだけ答え合わせ的なものを書こうかな、なんて思います。

「オープニング」
赤血球かゆい、っていう流れから始まりましたが、まったく、あまったく全然、ストーリーには関係ありません。雰囲気で書きました。なんか、とにかくキャスト全員を見せたいな、という思いから書きました。

「松子と新之助
松子の手をクロコダイルみたいと言う新之助。稽古中には他に、ザリガニ、おろしがね、冷えた溶岩、フジツボみたいなどとも言っていました。

「松子のビール」
最初は本当にビールを飲もうかなんて考えていましたが、松子役の姥が酒に弱く断念しました。ドンキで買ったなんちゃってビールを使っています。

「コンビニの隙間の人」
隙間の人の意味は?という質問がアンケートにありましたが、意味はありません。ただカオナシの登場への前フリです。ちなみに、実際隙間の人という話はあります。

「ツインテール」
新之助がおもむろにつけるツインテール。これも意味はありません。私がただ好きなだけです。

「今野とぐっさんのお魚パックンゲーム」
めじろ台バーミヤンで買いました。ぐっさんがとれなーい、というのは、本当に取れないんです。なんかあの魚だけ口が開かないんです。

「ラップからアザラシ」
初期の台本では、小学生の男女が告白できずにいるところにネギを持ったおばさんが色々言うシーンでした。なぜかああなりました。個人的に言えば一番好きなシーンです。ゆり江役のカワイがいなかったらアザラシのシーンは存在していませんでした。床を這いつくばっていくのは、本人が本気で頑張ってもあのスピードしか出せません。

「ムッシュうんこ」
初期の台本からずっとあったネタです。外部の劇団の芝居からヒントを得た、わざとらしい芝居シリーズです。ムッシュうんこは小さい頃からうんこだということで差別を受け、いじめられてきましたが、頑張って勉強をして大学を卒業して、自分で起業して実業家となった、という裏設定があります。

「カオナシ」
何故書いたのか自分でもよくわかりません。でも雑なカオナシは見た目が面白いだろうなあ、なんて思いながら考えました。公演期間中の金曜ロードショーが千と千尋だということはまったくもって考慮に入れてません。嬉しい誤算でした。ツインテールがはずれるのは失敗ではなく、ちゃんと台本に書いてあることです。

「辞表の唄」
作詞作曲:荘司晏那です。一回作ったものをボツにして、そしてできました。




こんな感じですかね。



今回、自分の観点から言わせてもらうと、実にさまざまな年代の人に見てもらった気がします。経済学部の新田先生には2回も見に来ていただいて、ゼミ生も連れてきていただいて、本当にありがたかったです。やっぱり身内感はよくないですもんね。



とまあ色々書きましたが、本当、無事に終われてよかったなあ、の一言に尽きます。



でも最後に言わせてもらうと、私は全然満足していません。
多くの妥協をしてこの作品を作りました。
こういう風に書くと、「そんな中途半端なものを見せるなよ!」とお叱りを受けるかもしれません。
でも、妥協してきました。つらかったですが、今の私にできる限りで作ろうと思っていたからです。
プロでもないし、ましてや本業はみんな大学生ですので、本当の理想形にはできないと思っていました。
でも、そんな中でも、できる範囲でやりました。無理してやってたら、逆に「ああ、頑張っちゃってるなあ、できてないなあ」とお客さんに思われることを恐れていたんです。
この行為が良かったのかどうなのかは今となってはわかりませんが、妥協はやっぱりある程度必要だな、と感じました。
しましまの次回公演があるかどうかはわかりませんが、もし、もし次に何か私がやることとなったら、次はもっと妥協を少なくして、攻めたいなあ、と思ったりもしました。


でもまあ、とにかく終わりました!二ヵ月あっという間でした!


関わってくれた皆さん、見に来てくれた皆さん!最後にもう一回!



ありがとうございました!またいつか!





(主宰・脚本・演出・照明・作詞・作曲:荘司晏那)