…いや、無理だと思うよ
「休日野郎」を愛知県からわざわざ観に来てくれた高校の後輩K君と、僕との、公演終了後に交わされた会話より
(「休日野郎」をご覧になってない人は、分からないと思いますが、ごめんなさい。)
僕 「どうだった?」
K 「いやー、いっぱい揉んでましたね、おっぱい。」
僕 「あー、そうだったね…。」
K 「演劇って、あんなにキスしたり、胸揉んだりするんですね。」
僕 「いや、作品によると思うよ…。今回のはたまたまで…。」
K 「先輩も、出たりするんですよね、演劇。」
僕 「…まぁ。」
K 「やっぱり、胸揉んだり、キスしたりしたんですか?」
僕 「いや、俺はそういうのには出た事ないよ。」
K 「そりゃ、惜しいですね。でも、先輩って、脚本家みたいなこともしてるんですよ ね?」
僕 「…一応。」
K 「じゃあ、自分で胸揉むシーン書けばいいじゃないですか?」
僕 「いや、俺はそういうのは書かないよ。」
K 「またー、そんな事言って。」
僕 「…。」
K 「俺も、演劇やれば胸揉めますかね?」
僕 「まぁ、やっぱり、作品と言うか、劇団によるよね。」
K 「そうなんですか?他の劇団はどうなんですか?」
僕 「いろいろだよ。もっとすごい所だっていっぱいあるよ。」
K 「えっ?どういうことですか?」
僕 「はえぎわなんて、女優さんが全裸で出てくるし、ポツドールって劇団は、舞台中に本番のセックスもするらしいよ。」
K 「えっ?それ、マジっすか?」
僕 「うん。」
K 「えっ?何でしたっけ?その劇団?」
僕 「ポツドール。」
K 「先輩!俺、ポツドール入っていいですか?」
僕 「…いや、無理だと思うよ。」
もちろん彼は童貞です。
ノンフィクションで、ごめんなさい。
(萩原)